むかーし、むかし。

私、ぱこがまだ幼気でかわいい小学生だったころ。

とはいえ、もうすでにうんこマンとしては活躍していたのだけど( ノД`)シクシク…

 

小学校3年生になった時、担任の先生が変わり熟年(多分40後半から50代前半かな)の女教師が担任になったんだ。その先生は子供が5人いて他の先生とは違い、生徒を多分お母さん目線で見る傾向が強かったんだと思う。

 

「自分のクラスの生徒が一番」みたいな事を平気で公言しちゃったりして。

多分今だと、PTAとかうるさいばばぁどもの標的になる様な先生だった。

 

その先生が、特にぱこのうんこマンっぷりにすごく同情?してくれて

 

・生徒全員、授業中にトイレに行きたくなったらいちいち先生に許可を求めなくてもいい

・教室の後ろの扉は授業中でも常に開けっ放し(トイレ行くときに扉をガラガラと開けると目立つから)

・ぱこの席を一番後ろの扉側に変更(トイレに行きやすい)

 

などなど、すごく配慮してくれた。お蔭で随分居心地がよくなった。

 

先生はぱこだけでなく、登校拒否の子やちょっと多動性障害的な子にもすごく親身になって対応して、本当に生徒に寄り添った先生だった。

 

そんなある日、たしか算数の先生が急病で自習になった時だったと思う。

担任の先生が急に教室に入ってきて「今日はお話の時間にしようか」と言い出した。

 

「自習=完全自由」であったのが「お話の時間=自由じゃない」になってしまったので、ちょっとがっくりしたけど、好きな先生だったのでみんなおとなしくしてた。

 

先生はおもむろに、最近亡くなった友人の話をしだした。

 

頑張って大学で勉強した結果英語が堪能に。外資系企業に勤め20年英国に住んでいたという女性のサクセスストーリーだった。

当時はまだ外国に行くことが珍しい時代だったから、みんな「スゲー」とか言って聞いていた。

ただ、話は急転。成功を手にしていた女性は、体を壊し(多分癌だったのかな?)日本に帰国して緊急入院。見舞いに行った先生が見た女性は、がりがりにやせ細っていたらしい。

その上、極度の便秘で下腹部が異常盛り上がり、なんとなく全身からうんこの匂いがしていたそう。

下剤を飲んでもうんこは出ず、最終的に肛門から機械を入れてうんこを掻き出す事にしたそう。でもうんこはすでにカチカチの状態で掻き出せず、最終的には糞詰まり症で死んでしまったという、超ド級にインパクトを残す話だった。

大人になった今聞いても衝撃的な内容だし、それが小学生となると受けるインパクトがあまりにすごく、それから一カ月程度クラスでは「糞詰まり症」の話一色だった。

 

多分、実際の死因は糞詰まり症ではなく、多臓器不全とかもろもろだったんだと思うし。肛門から機械を入れて掻き出すのも、浣腸のすごいバージョン程度。それを子供にも分かり易く言った結果が、この話なのだと思うけど。

 

ただね、この話を「うんこ」にトレースして話をした先生の真意は、ぱこに対する配慮と今でも確信している。

 

実際、この話のあと「お前(ぱこに対して)、うんこいっぱいするから安心だな」とか、「俺もうんこいっぱいしとくや」などの発言がクラスメートの口から出る様になり、我がクラスでは「トイレで大便をする事」のハードルがかなり下がったと思う。みんなも頻繁にトイレ行くようになったし。

 

先生の策略にまんまと乗せられた生徒たちという見方もできるけど、この先生の細やかな配慮、そして計算しつくされた行動。これが本当のおもてなしなんだと思う。

 

 

後にも先にも、こんな素晴らしい先生に巡り合う事はなかった。

 

I先生、本当にありがとうございました。

うんこマンなぱこが卑屈になったり、グレたり、ひねくれたりしなかったのは先生のお陰です。


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